看護師はさまざまな場所で働ける

看護師は病院以外にも働く場所があります。病院以外で仕事をすることにより、スキルの幅が広がる可能性があるでしょう。

赤ちゃんや子どもが好きなら、保育園や児童養護施設がおすすめです。仕事の内容としては、子どもの健康管理や子どもの急な病気や怪我の処置、子どもを擁護することなどです。子どもの成長を見守ることができて楽しいというメリットがあります。しかし医師がいないため、緊急時の責任が重くなりがちです。また、保護者への説明を求められる場合もあります。
保育園は夜勤がありませんが、児童養護施設の場合は24時間稼働しているので、勤務形態により夜勤もありえます。比較的ゆったりと勤務できるので、看護師としての技能が落ちるというデメリットもあります。詳しくはこちらのサイト保育園看護師を目指そうを参考にしてみてください。

そのほかに、病院以外で活躍できる仕事としてイベントナースがあります。スポーツ大会やお祭り、アイドルのコンサートなど、人が多く集まるイベントのときは怪我人や急病人が出ることがあります。そういうときに、会場内の救護室で病人の処置や救急車の手配をします。しょっちゅう病人や怪我人が出るわけではないため、自由な時間が多く、楽しい仕事と言えるでしょう。ただ、仕事が毎日あるわけではないので、収入が安定しないというデメリットがあります。

旅行好きの看護師に嬉しいツアーナースというお仕事もあります。これは「アテンドナース」とも呼ばれていて、団体旅行などに付き添います。旅行の参加者の健康管理、怪我人や急病人への対応、緊急時の病院への付き添いなどが仕事になります。仕事をしながら旅行に行ける点が魅力的ですが、一人で添乗するため責任重大です。また、夜中でも対応しなければならないことがあります。そして、イベントナース同様、毎日仕事があるわけではないので、こちらも収入が安定しないというデメリットがあります。

どこで働くかは、自分の希望する収入や働き方をしっかりと考えてから決めると良いですね。